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06/06/11

NORBA 2006#2

場所:ノースキャロライナ州シュガーマウンテンスキーリゾート
天候:晴/路面:ドライ&マッド
FRAME:ANCHOR-XCS9

パノラマでのレースを終えて急ぎ足でアメリカに渡った。今回は東海岸でとても遠い。
家を出るときから鼻水が出だしていた。飛行機に乗ると喉の痛みと咳が出だして風邪に。
そして長旅を終えて宿に着いたときにはぐったりとしてすぐにベッドに沈み込んだ。
ずーと寝たままで起きる時はトイレと水分補給のみ。薬もドーピングコントロールがあるから簡単には使えない。二日目で熱が出だしてもうフラフラ。もともと低体温なためちょっとでも熱が上がるともうどうにもならない。ただただレースまでに何とかなってくれと思いながら寝るだけだった。
しかしそのままレースまでずーと寝こんでしまい、レースもスタート地点に立ったけどフラフラ。
前回の結果がよくてスタート位置は過去最高の2列目!!凄いことだ。

目の前にアダムクレッグやタッドウェル、カブッシュなんかがいる。
すぐ横はライアンとかで気分は盛り上がるけど、身体は別の意味でヒートアップしたまま。
スタート直前何気なく後ろを振り返ったらたくさんの顔が皆こっちを見ていた。ずーと後ろのほうまで本当に長い。はじめてきたときはあの辺だったなぁ、なんて考えたら積み重ねた来たものの大きさが身に沁みた。
そんな事感じながら最高のスタート。
しかし最初の登りでもう目いっぱい。すぐにいいポジションからいつもの20番手くらいまで落ちて、ちょっと踏ん張ったけど集団の中ゆっくりと後退していった。
まだ熱があってスタート前に解熱剤を飲んだけど、足りていないみたいでフラフラだ。
平衡感覚がなくなり普通のなんともない登りでフラついて足をついて倒れかけてしまった。
で、結局そのまま1周だけでリタイヤとなった。
長い間レースをしていてこんなに現地で寝込んだのは2000年の世界選手権の時以来2度目だ。レースのコンディション以外の部分、移動などでの体力消耗などが大切なことを改めて思い知らされた。
翌日日曜日はショートトラック。
こちらも2列目スタート。熱は下がったけど、関節は痛い。
20分と短い分だけ集中して走ることで最悪の状況から逃れようとした。
スタート後2周くらいはそれで済まされたけど、そんなに状況は甘くない。5周目で一気にツケが来て大失速。そのままドンドン後退してレースを終えた。東海岸までいってずーと寝ていただけで情けない遠征だった。しかもチーム全員にも風邪が移ってしまい最悪だった。
日本で4列目のスタート位置なのに、レベルが全然高いアメリカで2列目。それは、ずっと望んでいたものなのに、風邪で何も試せない状況だった。
なんか皮肉な遠征だった。
来月もう一回だけチャンスがある。
その時は万全の状態で心身ともに迎えたい。

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