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06/07/17

2006MTB全日本選手権大会

08.jpg場所: 石川県瀬女スキー場
天候:大雨/路面:泥/濁流
FRAME:ANCHOR-XCS9

全日本選手権。昨年は3年ぶりに優勝して「全日本チャンピオン」のタイトルを手に入れた。このレースに勝つ事で「チャンピオン」の称号が与えられる。
コースは平坦基調だが、3分ほどの林道登りとその後に続く狭くて速い高速シングルトレイルが一つのポイントとなる。
しかしながら、その唯一のポイントも局地的に降り続いた集中豪雨によって滑落してしまい、レース当日その部分がカットされた平坦コースへと変貌した。

レース前にポイントとなりそうな部分を視察に行ってきたけど、凄い変りようで昨日までの試走はあまり意味しないものになっている。
レースはコースが短くなった分6周から7周へと周回数を増やしてのスタートとなった。
スタート前に竹谷、山口、野口と握手を交わす。
そしてスタート。一気に加速してすぐに泥の海へ。そしてそのまま集団で森の中へ進んでいった。5番手ほどで進む。後ろはもうすでに離れている。集団で進んでいくが、ドロドロですでにリヤ変速機から異音がしている。すぐに異音は歯飛びに変わり若干遅れる。
2周目に入り折り返しを過ぎた急な登りで不意にチェーンがスプロケットロー側へ落ちてしまった。昨年のモヤ大会の時もそうだったが、変速もしないで踏み込んだ時にチェーンが落ちるからスプロケットの奥までかみこんでしまう。ドンドン他のライダーにパスされるのを横で感じながら焦らないようにチェーンを引き出す。引っかかりもあったりしたけど何とかそれに成功して走り出す。
さっきのトラブルでエンドが曲がってしまいインナーギヤ全部とセンターxロー側3枚は歯とびをして使えなく案ってしまった。ちょっと力を抜いて緩めで走るか、アウターギヤにして重いギヤ比で走るかの選択。平坦部分でペースアップしてもラン&緩いペースか重いギヤの走りでまた遅れる。そしてまた加速といった事で余分に体力を消耗した。そして4周目にはフロントブレーキのブレーキパッドが無くなり下りも乗れなくなってしまった。
テックエリアでとりあえず直すがまたそのためにストップ。ファイナルラップの入る時にはリヤブレーキ調整もして走り、結局22位でゴール。
特に前半ギヤの不調が始まった時点で何度も止めようと考えたけど、それは自然を相手にするスポーツにおいてみんな平等に与えられる試練。それを受け止める事も大切だし、なんといっても今日は全日本選手権。多少遅れたからといってやめるわけにはいかない。
最後の最後まで諦めたく無かったと思えるレースだった。
昨年の優勝からの転落とも考えられるが、走り続けたいと思うスピリッツがまだまだあるということを自分自身の中で証明できたレースでもあり、力を出し切った疲労感がレース後とても気持ちよく、そして清々しくもあった。
沢山のご声援ありがとうございました。

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